プラスチックゴミ削減意識から、プラスチックストローをやめるお店も多くなってきました。
それに代わって最近見かけるのが「麦ストロー(麦わら)ストロー」ですが、ひび割れるまで繰り返し使用できるとのこと。
でも、相手は麦わら。
使用後の麦ストローを洗って、乾燥させて、消毒?
どうすればいいんだろう…という事で調べてみました。
目次
麦ストロー【麦わらストロー】の消毒方法は?
今は昔みたいな麦わらストローって売ってないのかなぁ(・ω・)? pic.twitter.com/awzHeomqQR
— 「はい」のpapa (@haisdadhigher) August 19, 2020
今や全国各地、麦を栽培している地方やメーカーから麦ストロー(麦わらストロー)が発売されいますね。
それらのサイトで再利用する時の方法を見てみると…
再利用の時に一番心配なのは、湿気によるカビの発生です。
天然素材ですから、湿気が残っているとどうしてもカビが発生してしまいます。
使用後は水洗いをし、煮沸消毒、しっかりと乾燥させます。
レンジを使用して乾燥させる方法をすすめているところもありました。
しっかりと乾燥させた後は、驚くことに冷凍保存。
麦わらストローを洗う。
水で流しただけでは少々不安もありますよね。
子供が小さい頃、必然的にストローの使用回数が多かったのですが、こういった物がとても役に立ちました。
しかも天然の麦わらから作ったものとなれば、ストローの太さも多少違いがあると思います。
そんな時にはこれがいいですよ^^
繰り返し使用し壊れてしまった麦わらストローは、ゴミとして捨てないでください!
庭や畑に撒けばといも良い肥料となります^^
麦ストロー【麦わらストロー】アレルギーでも大丈夫?
麦わらストロー、もちろん飲み物にもお口にも直接触れるもの。
自然素材だから安心?
いや自然素材だからこそ、無農薬、無化学肥料のものを選びたいと思うのは、私だけではないはず。
そして小麦アレルギーのある人が使っても大丈夫なのかも気になるところ。
販売サイトを確認すると…
●ストローは大麦の茎でできている為、小麦アレルギーの方、麦茶でアレルギーが出る方は、使用しないでください。
●アレルギー体質の方や妊婦の方などは、かかりつけの医師にご相談のうえご購入ください。
と、見落としそうなぐらい小さく記載されているお店もあります。
そこでこちらの大麦で作られた麦ストローの販売店に直接尋ねてみました。
Q:御社の製品(麦ストロー)は、無農薬栽培の麦わらを使用していますか?
A:『おおむぎママの麦ストロー(r)』は、所属しております「農事組合法人てんが」で生産された六条大麦を使用しています。
無農薬ではありませんが、残留農薬の検査を受けて陰性の結果をいただいております。
Q:小麦アレルギーの人でも使用できますか?
A:小麦アレルギーの方が反応するのは小麦の実に含まれるグルテンであって、大麦の茎にはもちろん反応しないはずです。
大麦の実(種子)にも小麦グルテンとは違うホルデインというたんぱく質を含みますので、稀に反応する方がいらっしゃるそうです。
それは、麦ごはんや大麦粉を召し上がったときに反応するのであって、茎では反応しません。
それでも強度の小麦アレルギーの方はご心配だと思いますので、無理にはお勧めいたしません。
麦ストロー(麦わらストロー)として販売していても、麦の種類や栽培方法(栽培地を含む)などしっかりと表示しているものは少ないです。
小麦アレルギーなどをお持ちでご心配な方は、販売元に確認する事をおすすめします^^
麦ストロー【麦わらストロー】日本で初めて作ったのは?
グーグル翻訳先生によると
麦わら ⇒ straw(ストロー)
麦わらストロー ⇒ straw straw(ストローストロー)(笑)
という「麦わらストロー」ですが、麦わらストローの生産が始まったのは、1901年(明治34年)、岡山県が発祥の地とされています。
1950年頃までは、喫茶店などでも麦ストローが使われていましたが、麦の栽培が少なくなるにつれ、原材料が安価で強いプラスチックストローに生産に移行されていきました。
1950年生まれの方は現在(2020年)70歳、幼少の頃の記憶が残っていれば80歳ぐらの方であれば、麦わらストローを普通に使用していたかもしれません。
お近くのお祖父ちゃんお婆ちゃんに、お話を聞いてみるのも楽しいかもしれませんね。
麦ストロー【麦わらストロー】の作り方は?
ライ麦入荷!٩( ᐛ )و 麦わらストロー3000〜4000本できるよ!p(^_^)q https://t.co/GbSwYLgXE8 pic.twitter.com/xFoDJzpxSx
— まつけん@東京里山シェアハウス (@matsuken1212) September 20, 2019
麦ストロー(麦わらストロー)の作り方は。。。
①麦の穂が立っているうちに手刈りをします。
(機械で刈り取ってしまうと、折れたり短くなり過ぎたでストローにはなりません。)
②1週間~10日ほど天日干しをします。
(生乾きだとカビ発生の原因となります。)
③茎の節と節の間をハサミで切ります。
④切ることで茎の外側の皮がツルッと剥けるので取り除きます。
⑤適当な長さにカットして完成です。
意外と簡単に作れますね!
お近くに麦畑があって麦の茎を分けて頂ける状況であれば、自宅で手作り出来そうですね^^
子供の夏休みの自由研究にもいいかもです。
麦ストロー【麦わらストロー】を使ったヒンメリって何?
麦ストローについて調べていると「ヒンメリ」という言葉がちょいちょい付いてきます。
「ヒンメリ」ってなんだろう?と思い調べてみると、フィンランドの装飾品ということでした。
ヒンメリ(himmeli)はフィンランドの伝統的なヨウル(joulu)の装飾品である。
藁に糸を通し、多面体を構成したら、最後にそれらを繋ぎ合わせて吊るす。
別名「光のモビール」。
himmeliの語源は、スウェーデン語のhimmel(天)から。
引用:ウィキペディア
素敵な装飾品ですね~^^
福岡では麦刈りも終わったようです。麦わら(ストロー)で作る多面体や蛍かごやヒンメリなどのお細工物、手に入りやすいカラスムギで作るのほんとうにおすすめです。今の時期だけの楽しみです。ぜひ、やってみてください。#多面体#みんなの作品の振り幅見せて #おさんぽミュージアム https://t.co/AzvIkfc98L pic.twitter.com/n9c6ED3arN
— 九州大学総合研究博物館 (@Kyudai_Museum) June 4, 2020
ヒンメリの作り方の本も色々と出版されています。
麦の生産が多い地域では、ヒンメリを作って飾るのは珍しくないそうです。
こちらは「北欧といえばムーミン!」とのコラボ、素敵です^^
Paja(パヤ)KOKEMUS 2Fで新しいワークショップがスタート🙌#ヒンメリ は、古くから北欧フィンランド🇫🇮に伝わる伝統装飾品。麦わらのストローで正八面体を作り #ムーミン と仲間たちのモチーフでアレンジして仕上げます。https://t.co/trOhxGaoO1 pic.twitter.com/tte9WMjQB7
— ムーミンバレーパーク:MOOMINVALLEY PARK (@metsamvp_info) December 4, 2019
まとめ
麦ストロー(麦わらストロー)から北欧の装飾品ヒンメリまで来て気づいたのですが、大手ショップサイトで
・「麦ストロー(麦わらストロー)」
・「ヒンメリ 材料」
と検索すると、同じ商品が(数点ですが)表示されます。
飲み物に使用する(口にする)麦ストローをご希望であれば、衛生面などを考慮して商品の詳細を確認した方が安心安全にお使い頂けるではないかと思います^^