第一子の「お食い初め」、何を用意しようか調べると「香の物」って書いてある。
香の物って何を用意すればいいのかなぁ?と思う方も多いのではないでしょうか。
ということで、お食い初めの「香の物」について簡単レシピまで調べてみました。
目次
お食い初めのメニューにある香の物とは?
お食い初めのメニューを見ると、目に入る「香の物」。
簡単にいうと、毎日の食卓に並ぶお漬物のことです。
「香香」や「お新香」ともいわれすが、お食い初めのような祝いの場では、幸(こう)と香(こう)をかけて「香の物」と呼ぶのが一般的です。
由来的には…
香の物とは、聞香(ぶんこう)の際に臭覚がにぶると、沢庵(たくあん)を口にして臭覚を戻したことから名がついたといわれています。
そのため、茶懐石料理で出される香の物には、かならず沢庵が盛りつけてあります。
■ 聞香(ぶんこう)とは、香木の香りに心を傾けて鑑賞することをいいます。
引用:献立四季報「春夏秋冬」味暦
それぞれのお料理を楽しむ為に「臭覚をリセットさせるもの」、箸休めということですね。
ご家族にご年配の方がいらっしゃると、毎日毎食当然のようにお漬物が食卓に並ぶかと思います。
でも、お若い年代のご家庭では「毎日毎食必ず」というのは、そう多くはないでしょう。
増して初めてのお子さんのお食い初めとなれば
・香の物って必要なのかな?
・具体的にはどんなものがいいの?
と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
ということで、それぞれにについて調べてみました。
お食い初めの香の物は必要?他に準備するものは?
お食い初めの準備をする時に、香の物は必要です。
お食い初めのメニューとしては「一汁三菜」が基本となっていて
・赤飯や栗ご飯
・鯛などの焼き魚
・煮物
・香の物
・はまぐりのお吸い物
を用意するのが主流です。
お料理の他に、それを盛る食器(お膳)、歯固めの石と呼ばれる小石も用意します。
伝統的なものは、男の子は朱塗り、女の子は内側が朱塗り外側が黒塗りと言われています。
こんな感じですね。
最近ですとこんなに可愛いキャラクター物もあります。
昔は食器をきちんと用意する事が多かったんですが、最近は食器のサイズが極端違ったり、色が派手過ぎて見栄えが悪くない限りは、そこまで気にしなくなってきました。
100円ショップで可愛い食器を揃えてもいいですし、しっかりと揃えたい場合でも、お膳のレンタルサービスもありますのでチェックしてみてくださいね。
お食い初めの香の物レシピ人気があるものは?
お食い初めの「香の物」、一番人気といえば紅白なますです。
身近な材料で簡単に作れて、縁起が良くて、見栄えもいい、といった三拍子が揃ったメニューです。
紅白なますには、お祝いの水引に似ていることから「平穏で平和に過ごせますように」といった意味が込められています。
作り方はとても簡単。
紅白なます(二人分)
【材料】
・大根 150g
・人参 50g
・塩 少々
【漬け汁】
・酢 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・塩 小さじ1/4
【作り方】
① 大根と人参を細切りにし、塩を振り、一分程度レンジで加熱します。
② 漬け汁の材料を合わせます。(酢を軽く温めておくとよく溶けます)
③ ①②を合わせ、保存用の容器に入れ、数時間寝かせれば完成です。
大根と人参の割合を1:2~1:3になるようすると、盛り付けた時に色合いがとても綺麗になります。
冷蔵庫で保存する時は、お酢のニオイが冷蔵庫に充満しないように、蓋がしっかり閉まるタッパーなどが良いでしょう。
そんな時には
・柚子の皮の細切りを加える
(柑橘系の風味がさっぱりとした感じに仕上げます)
・干し柿を入れる
(違った食感のものを入れてアクセントをつける)
・昆布だしを入れる
(お出しが効いて、美味しさが増します)
こんな感じのアレンジも良いですよ ^^
お食い初めの香の物では、紅白なます以外にタコの酢の物も人気です。
タコと多幸(たこう)を掛け合わせていて、「たくさんの幸せがくるように」という意味が込められてます。
他のメニューや食器の色合いを見ながら、香の物も合わせて選ぶと良いですね。
まとめ
お食い初めの「香の物」について、一般的な内容をまとめてみましたが、地方やご家庭で色々な方法があるかと思います。
ご両親が違う土地のご出身だと、習わしとか考え方も様々です。
ご親族にちょっと尋ねてみるのもいいかもですね ^^