あさりの砂抜きが完全ではなかったらしく、口の中でジャリ…っと嫌な経験した事ないですか?
その経験を元にしっかり砂抜きしようと思って一晩置いたら、異臭が…。
これって死んでるの?
ということで、あさりの砂抜きについて調べてみました!
目次
【あさりの砂抜き】一晩置くとあさりは死ぬの?
あさりの砂抜き、長い時間行った方がたくさんの砂を出してくれそうな気がしますよね。
でも実際は、スーパーで購入したもので1~2時間、潮干狩りをしてきたもので3~4時間がベストです。
一晩は時間が長すぎて、あさりが弱ってしまたり、死んでしまったりするので要注意です。
【あさりの砂抜き】一晩置いたら臭い?!死んでる?
あさりの砂抜き、しっかりと砂を吐かせようと思って一晩置いておいたら「なんか、臭い…」そんな経験ありませんか?
あさりは死んでしまうと、硫黄のような臭いがします。
(硫黄の温泉のような、それが腐ったような…)
かなり強烈な硫黄のような臭いがした時は、残念ながらあさりは死んでしまっています。
ちょっと微妙な臭いだなぁ…と思った時には、一度水を捨て入れていた容器を振ったり、ガラガラとかき混ぜるように、あさりに刺激を与えてみてください。
生きていれば、伸びていた管をいっせいにひっこめます。
死んでいる時には反応がなく、ダランと伸び切ったままになります。
そして、死んでしまったあさりを食べることはおすすめ出来ません。
よく「貝毒はキツイ」といいますが、死んで腐ったあさりは貝毒を発生し、かなりひどい食中毒(下痢・嘔吐など)を起こします。
その貝毒は、あさりが死んでから5時間ぐらい経過すると発生すると言われています。
貝毒を発生する前に食べてしまえば食中毒には至らないようですが、個々のあさりがいつ死んだか知るのはかなり難しいですよね。
一晩おいたあさりとなれば余計に危険度が増しますので、死んでいると判断できるあさりを食べるのは控えましょう。
【あさりの砂抜き】正しい方法は?
私事ですが、スーパーで「砂抜き済み」と記入されていて、これは時短になる~♪と思い購入し、調理をして食べた時に口の中で「ジャリ…」と嫌な経験をした事があります。
安心していたからこそ余計にそのショックは大きかった。。。
「砂抜き済み」と記載されていても、完璧という訳ではないようです。
それ以降、スーパーのあさりも潮干狩りをしてきたあさりも砂抜きをするようにしています。
そこで、あさりの砂抜きのポイントはこちらです。
①砂抜きの時間
②砂抜き用塩水の濃度と量
③砂抜きの容器
④砂抜きの場所
以下に詳しく説明致しますね。
①砂抜きの時間
スーパーで購入してきたあさりは、1~2時間。
(出荷・輸送の段階でほとんど砂抜きされている)
潮干狩りでとって来たあさりは、3~4時間。
②砂抜き用塩水の濃度と量
砂抜き用の塩水は、あさりが住んでいた状況と同じくする為に、海水の濃度ぐらいにします。
海水の塩分濃度は、約3.5%。
といっても計算が面倒なので、スーパーで販売されている状態(250~300g)を例にします。
300gのあさりに対して、水200ml(カップ1)、塩6g(小さじ1)程度。
欲をいえば、水は塩素を抜いたもの(浄水機を通したもの)、塩は海のミネラル分を含んだものがより海水に近い状況を作れますね。
③砂抜きの容器
容器は、あさりが重ならずに平らにおける、タッパーやバットがベスト。
容器にあさりを平らに並べ、あさりの頭が少し出るぐらいのひたひたの状態まで塩水を注ぎ入れます。
あまり塩水が多すぎると酸欠の原因となります。
きちんと呼吸させながら、砂を吐かせてあげましょう。
タッパーやバットは深さがないので、あさりが吐いた水が飛び出て付近がビショビショになってしまいます。
空気が途絶えないな程度に軽く蓋やラップをする事をおすすめします。
④砂抜きの場所
あさりを入れたタッパーやバットは冷暗所に置きましょう。
あさりが活発に活動するのは、20℃ぐらいと言われています。
真夏など室温が高いときには、塩水の温度が上昇し腐敗が心配になりますので冷蔵庫に入れた方がいいですが、それ以外は常温でOK。
逆に真冬でとても室温が低い時には、お風呂場などに置くのも一つの手ですね。
そして、あさりが海の砂に潜っているかのような状態にするのに、光を遮るようにしてください。
新聞紙や雑誌などを上にのせたり、アルミホイルで覆うのもいいですね。
30分ぐらい放置してから、光を遮っていたものをそっと外してみてください。
あさりが水管を出していたら、呼吸をしながらすなを吐いている証拠です。
塩水に黒っぽいもの(砂)が出ているはずですよ。
暗い状態から一気に明るくすると、あさりが驚いて「ピューッピューッ」と水を放ち、周りが水浸しになります。
…が、その状態を子供に見せると喜びます(うちの子は驚き楽しんでいました^^)
砂抜き後のあさりは、吐いた砂が付着している事もあるので、あさり同士をよくこすり合わせるように洗い、流水で洗して調理にご利用ください。
まとめ
あさりの砂抜きは、難しくて面倒くさいイメージがあります。
でもポイントさえ押さえてしまえば、想像以上に簡単です。
あさりにはカルシウムやカリウム、亜鉛、鉄などのミネラルがたっぷり入っています。
特にビタミンB12の含有量は貝類の中でNo. 1です。
是非、毎日の食卓に栄養価の高いあさり料理を増やしてみてください!
