七草粥といえば、1月7日。
正月料理やお酒で弱った胃を休める為に、消化の良いお粥にそれぞれの働きがある七草を入れて食べる…というのが、習わしか思っていました。
ところがですよ、そこに餅を入れるという食べ方があるとか。
それじゃ胃を休める為にならないじゃない?と感じてしまった私。
餅が入った七草粥、どの辺の地域の方が食べているのかなぁ?という事で調べてみました。
目次
七草粥に餅を入れる地域ってどこ?
七草粥に餅を入れる地域について色々と調べてみたのですが、一定の地域限定という訳ではないようです。
そのご家庭によって、というのが一番正しい表現になります。
もっとも基本的な七草粥とは、春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)を入れたお粥です。
それに餅を入れたり、七草をも入れずに餅だけを入れ、お汁粉やお雑煮のように食べるところもあります。
お粥に餅。
焼きそばパンみたいに感じ?
1月7日というと、仕事も通常営業のところがほとんど。
お腹が空いて帰宅して、七草粥のみでは力が出ない(満たされない)ということから餅を入れるようになったという話もあります。
お正月料理で弱った胃を休めるというよりも、一年間の無病息災を願うという意であれば何の問題もありませんね ^^
七草粥に味を足すなら何がいい?
七草粥はシンプルな塩味なので、いろいろなものを足して食べても美味しいですね。
どんな味を足したら美味しいのか?という疑問については、よく味噌汁に合う具材を入れると間違いはないと言われています。
アレンジの方法は色々とありますが、今回は評判の良い3つを紹介しますね。
おせちをはじめとするお正月の料理って結構残っちゃいますよね。
そんな時は七草粥に残ったおせちの具材を入れてみましょう。
切り餅が残っていたら、お粥を煮る時に一緒に入れると餅入りのお粥になります。
お雑煮で余った具材(きのこや根菜など)を入れると、美味しさもアップしますし、お腹にも優しいお粥ができますよ。
七草粥を作りすぎて飽きちゃったなぁ、自分は好きだけど家族で苦手な人がいるから…という方は、思い切って味を変えてみましょう。
七草粥を作る時に水に変えて、牛乳とトマトスープを1:6くらいの割合にし、そこに固形のコンソメスープの素で味付けすれば、リゾット風七草粥ができます。
チーズを入れると一層リゾットに近づきますよ。
また、七草粥にカレー粉を入れカレー風味七草粥にするのも手間がかからないのでいいですね。
これらのアレンジは、食べ盛りのお子さんがいる方やみんなでわいわいと楽しみながらパーティのような感覚で七草粥を食べたい方にもオススメです。
見た目はやっぱり基本的な七草粥で楽しみたい!という方に合うのは中華風。
七草粥に中華スープの素や醤油で味付けすることで中華風の味になります。
おせち料理のエビなどの海鮮の食材が余っていたら是非入れましょう。
海鮮と中華スープの風味がとてもマッチしています。
ここまで調理方法を変えると「七草粥」の意味が違ってくるのでは?と思ってしまいます。
でも、既に七草粥自体が地域や家庭によって異なるアレンジ料理になっていますので、食べやすさや作りやすさでを重視するのもありかもしれませんね。
七草粥の材料はスーパーで何を買えばいい?
七草粥を作ろう!
さて、どこで何を買えばいいの?
「七草とは、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの事をいいます。」
と、いわれても「ゴギョウ¥198」「ハコベラ¥165」なんていう表示、スーパーで見たことないですよね(笑)
大丈夫です。
スーパーにはその時期に「春の七草粥セット」が並べられています。
野菜売り場のコーナー、または目立つ特設コーナーなどに並んでいます。
価格は、1~2人前で300~500円ぐらいのものが多いです。
最近では、調理された七草粥がスーパーやコンビニでも販売されています。
お仕事や子育てなどで時間が作れない方は、レンチン!七草粥もありではないでしょうか^^
まとめ
色々な七草粥のアレンジも楽しいですが、結局は基本のあっさりした塩味の七草粥に戻ってきそうな予感がする私 ^^;
全く何もやらずに普通食卓になるよりも、七草粥という行事ごとを意識するだけでも違うかなって思います。
小さいお子さんにもリゾット風の七草粥なら、受け入れて貰えるかもしれません。
ぜひ、お試しください ^^