毎年冬至になると行われるゆず湯。
ゆず湯には様々な効能があることが知られています。
冬至に行われるゆず湯には「厄払い」の意味も持っています。
さて、ゆず湯の正しいやり方はあるでしょうか?
という事で調べてみました。
目次
冬至の【ゆず湯】正しいやり方があるの?効能についても
ゆず湯の正しいやり方、というのは特にありません。
ゆずを丸ごと湯船に浮かべるというのが一般的かと思いますが、香りを楽しみたいという場合は、1~2個では少ないのでもう少し多めに用意しましょう。
丸ごと入れる他に
・半分にカットして入れる
・皮だけ入れる
という方も多いかと思いますが、ちょっと注意が必要です。
ゆずの皮にはリモネンという成分があり(オレンジ・グレープフルーツ・レモンなどの柑橘系の皮に含まれており)、それが刺激となって肌がピリピリと感じる事があります。
お肌が弱い方は、カットしたりせずに丸ごと入れ、刺激しないで浮かべるだけにする事をおすすめします。
実際に我が家で子供と一緒にゆず湯に入っていたと時のこと。
子供は好奇心旺盛、いつも入っていないゆずを珍しく思いモミモミしていました。
するとリモネンがお風呂のお湯に広がったようで、お湯がピリピリとするようになりました。
お風呂から上がってお湯をタオルで拭き取ってしまえばその感覚はなくなりましたが、感じ方は人それぞれ、肌の弱い方はご注意くださいね。
<ゆず湯の効能>
●美肌効果
ゆずに含まれているビタミンCやクエン酸に美肌効果があります。
肌の保水力を高めます。
また、抗酸化作用あるため、肌が乾燥するのを予防してくれます。
また、リモネンは油脂を溶かす効果があるので、皮脂汚れなどに効果があります。
●リラックス効果
ゆずの香りをかぐことで、リラックス効果があります。
自律神経の働きが整い、ストレスが軽減することで、安眠効果も得られます。
冬至【ゆず湯】ゆずの入浴剤ではダメ?
忙しくてゆずが準備できない方は、ゆずの成分が入っていて、ゆずの香りが楽しめる入浴剤を使うことがおすすめです。
必ず生のゆずが入ったお湯に入らないと、いけないことはありません。
また、大人の方でも生のゆずをゆず湯に使うと、肌にかゆみを感じたりする方もいらっしゃると思います。
そういった方は、肌に優しい成分でできているゆずの入浴剤がおすすめですね。
邪気払いやみそぎとして、健康などを願って行うゆず湯ですので、準備に疲れない方法でゆず湯を行いたいところですね。
肌に優しい成分でできているゆずの入浴剤を選べば、デリケートな肌の方も安心して入れます。
たとえば…
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「炭酸湯」「こだわりゆず 4種」惹かれますね ^^
・ほっこりゆずの香り
・ほろ苦ゆずの香り
・もぎたてゆずの香り
・完熟ゆずの香り
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無色透明、ほっとするゆずの香り、アルカリ温泉成分、分包タイプ。
無色透明というのに惹かれます。
ドラッグストアなどでも沢山の種類の入浴剤が並んでいます。
裏表示をしっかり確認して、ご自身に合ったものをお選びください ^^
冬至【ゆず湯】赤ちゃんが入っても大丈夫?
冬至のゆず湯に赤ちゃんを入れてあげたいけれど、気になるのが赤ちゃんのデリケートな肌です。
ゆず湯に入れたことで、かぶれたり赤くなったりしてしまわないか心配ですよね。
「赤ちゃんをゆず湯に入れてはいけない」という意見は今の所ありません。
しかし、やはり大人と比べてデリケートな肌なので、赤ちゃんをゆず湯に入浴させる際は注意が必要です。
ゆずの成分にはリモネンという成分が含まれていますが、リモネンという成分には皮脂を落とす作用があります。
このリモネンという成分が、肌の上の皮脂を落としてしまい、肌のバリアとなっていた油分まで落とし、刺激に対して弱くなった肌が傷ついてしまう可能性があります。
化粧落としや洗剤などに含まれている成分でもあり、洗浄力が強いのは確かです。
大人がリモネンに触れても、肌への影響はさほどありません。
しかし赤ちゃんの肌にはリモネンの作用は十分に大きいので、触れないようにしてあげて下さい。
もしゆず湯に赤ちゃんを入れるとしても、ゆずはカットしないこと。
(断面からリモネンが流れ出てしまいます)
浮かべたゆずに刺激を与えることなく、浮かべたままの状態にすること。
(モミモミしたりしない)
入浴後は、シャワーなどで体を洗い流して保湿をしてあげてください。
また赤ちゃんをゆずの入浴剤に入れてあげる場合は、下記に当てはまる入浴剤の使用は避けて下さい。
・ 使用期限が過ぎている
・ 有効成分に強力なものが含まれている
・ 大人用、香りが強い、刺激が強い、発砲する
・ 添加物、アルコール成分、漢方薬
使用前には成分を確認し、大人用ではなく赤ちゃん用の入浴剤をご使用ください。
リモネンだけでなく、元々アレルギーがある場合や、アトピー体質、体調不良がある時、乳幼児湿疹や、かぶれやすい赤ちゃんの入浴は避けた方がよいでしょう。
まとめ
ゆず湯について調べて来ましたが、ゆずの入浴剤もなかなか優れものがあるんだなぁと思いました。
入浴剤は後片付けも簡単ですし、今年は入浴剤で攻めようか、それともゆず1個浮かべて情緒を楽しみ、追加で入浴剤を投入してみようかなぁなんて考えちゃいます。
一年で昼が最も短く夜が最も長くなる冬至の日に、ゆっくりゆず湯に浸かって、次の年の健康を願って下さいね。