赤ちゃんが生まれてからの第一関門ともいえる赤ちゃんの夜泣き、大変ですよね。
我が家の息子は幼稚園に入るまでずーっと続きました。
放置すると良くないという噂もありますが…。
夜泣きが落ち着いた今になって、もう一度夜泣きについて調べてみました。
目次
赤ちゃんの夜泣きを放置した結果はどうなる?
赤ちゃんの夜泣きを放置すると、こうなってしまうという医学的な根拠はありません。
一説によると、泣き続ける赤ちゃんを放っておくと「サイレントベイビー」といって、感情を出さない無表情な赤ちゃんになるとも言われたりしますが、これも根拠はありません。
では放置してもよいのでしょうか?
結論から言うと、放置はよくありません。
というのも、例えばおむつにうんちをして泣いていたり、何かアクシデントがあって泣いている可能性もあるからです。
特に理由や根拠が明らかにされていない夜泣きに関しては、すぐに抱っこしたりする必要はないでしょう。
イメージとしては、見守ってあげるような感覚がいいですね。
実際にアメリカでは、早いうちから自主性を育てる意味でも、別の部屋を用意し一人で寝かせている家庭もあります。
もちろん、そのままですと放置になってしまいますので、モニターを設置し、長い時間泣き止まなかったら様子を見に行くなどの方法をとっています。
フランスでも、10分ほどは様子を見て、ひとりでも寝ることができるようにサポートをするという家庭が多いそうです。
ですので、泣いたから抱き上げて泣きやむまで抱っこしてあげるといった必要はないでしょう。
少しの間見守ってあげるだけで再度眠りに落ちる場合もありますので、そうなればお母さんの負担もかなり減りますよね。
赤ちゃんの夜泣きは脳の発達と関係があるの?
赤ちゃんの夜泣きは、脳の発達と関係があると言われています。
これは、夜泣きをする要因の一つとして脳の発達があるという意味です。
決して夜泣きを放置したから、脳の発達が遅れるなどという意味ではないのでご安心ください。
夜泣きは、生後3か月前後~1歳半ぐらいまでが一般的に多いと言われています。
その原因というのははっきりはしていませんが、特に生後6か月前後ぐらいの赤ちゃんの夜泣きは、脳の発達との関係があると言われています。
赤ちゃんの脳は、生後6か月程度から急激に進むと言われています。
生後6か月ほどになると生活のリズムもある程度出てきて、日中に起きている時間も長くなります。
そのため、日中に受けた脳への刺激が睡眠の最中にも起き、それが赤ちゃんを刺激することで、夜起きてしまい泣いてしまうと考えられています。
夜泣きは時期や個人差もありますので、一概には言えませんが、様々な要因があり解明されていない部分もあります。
ともあれ泣いているからといって、良くないことが起きているわけではなく、自然な現象ですのでしっかりと見守ってあげましょう。
夜泣きを改善するネントレの方法とは?
お母さんの中で話題となっているネントレ(ねんねトレーニング)を聞いたことはありますか?
ネントレは、赤ちゃんが一人でも寝ることができるようにするトレーニングの事です。
夜泣きのたびに抱っこやおっぱいとなると、寝る時間が削られてしまいお母さんの体調にも関わってきます。
以下にネントレの方法とポイントを紹介しますので参考にしてみて下さいね。
①寝るまでのルーティンを作る
「これをしたら寝る」という流れとリズムを作りましょう。
生後6か月ほどからは、赤ちゃんにも生活リズムが身につくようになってきます。
そのため、寝る時間や寝るまでの流れを一定にすることで一人でも眠りやすくなります。
②寝るまでは添い寝をしてあげる
初めから一人では、赤ちゃんも不安で眠ることができなくなってしまいます。
そこで抱っこするのではなく、手を握ったりさすってあげたりする程度に、スキンシップを取ってあげましょう。
もしそのまま一人で寝れそうでしたら、寝付く前に離れてしまっても大丈夫です。
落ち着くまでは寝るまでそばにいてあげましょう。
③こまめに様子を見る
年齢にもよりますが、数十分おきあるいは数時間おきにしっかりと寝ているかをチェックしましょう。
ネントレ期間中は夜泣きをするときもあると思います。
泣いたらすぐにそばに行くのではなく、少しの時間見守ってみましょう。
それでも5~10分泣き止まなければ、そばで寝かせてあげた時と同様にスキンシップを取ってあげましょう。
その他にいくつかポイントを追記しておきます。
・リズムを一定にする
寝かせる時間は、できる限り同じ時間にしましょう。
・部屋はできれば暗くする
暗い空間にいると眠りのホルモンが分泌されるので、できるだけ部屋の明かりをつけたまま寝かしつけるのはやめた方が良いでしょう。
・一人でも眠れるようなアイテムを活用する。
赤ちゃんが安心して眠れるように、おくるみでおひな巻きにしたり、お気に入りのタオルなどを近くに置いたりしてあげましょう。
これらを参考にぜひネントレを実践してみて下さい。
きっとお母さんの負担も減るはずですよ^^
まとめ
熟睡したくても夜泣きで起こされて大変だと思っているのは、あなただけではありません!
冒頭にも記載しましたが、うちの子は幼稚園に入るまでずーっと夜泣きをしていました。
ネントレを知っていたら、どんなに良かったかと思うばかりです。
その頃にそんな事を知ろうという余裕もなく、毎日必死でした^^;
夜泣きを完全に放置してしまうのは危険です。
ですが自立をさせることも大切なことの一つですし、何よりお母さんにストレスがかかってしまうと、日中も赤ちゃんと楽しく接する事は出来なくなります。
お母さんも赤ちゃんも楽できるように、工夫しながら夜泣きの期間を乗り越えていってくださいね。