新玉ねぎ、甘くてみずみずしくて美味しい!
ところで、新玉ねぎっていつまで売ってるんだろう?そんな疑問を持ったことはないですか?
ということで、新玉ねぎについて調べてみました!
目次
新玉ねぎはいつまで売ってる?
新玉ねぎがスーパーに並ぶのは、2~3月ぐらいから初夏ぐらいまで(早いものは1月から)。
現在は輸送状況がよくなっているので、九州のものが採れた瞬間に東北のスーパーにも並ぶように、地元産でなければ全国だいたい同じ時期に食する事ができます。
玉ねぎの収穫は年に2回。
●春に種を蒔き⇒秋に収穫(北海道が中心)
●秋に種を蒔き⇒春から初夏に収穫するもの
後者が新玉ねぎとして出荷されます。
そのほとんどが早生種や極早生種と呼ばれるものです。
暖かい九州と東北や北海道では気候の差があり、同じ種類の玉ねぎを栽培したとしても、収穫時期が遅くなるのは当然のこと。
便利な輸送状況を考えれば、数ヶ月は新玉ねぎを楽しむ事ができます。
新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いは?
簡単にいえば、
普通の玉ねぎ:長期保存が出来るように、収穫後1ヶ月ほど乾燥をさせたもの
新玉ねぎ:収穫後乾燥せずに出荷したもの
ですから、白玉ねぎ・黃たまねぎ・赤(紫)玉ねぎ…いずれにしても乾燥という工程を施さずにみずみずしい状態で出荷されたものが「新玉ねぎ」として販売されています。
新玉ねぎは吊るして保存してもいいの?
スーパーなどで購入してきた新玉ねぎは、表皮や葉の部分を取り除いて出荷しているため、吊るして保管するには適していません。
ですが、例えば農家さんだったり、家庭菜園をされている方にこのような形で頂く事もあるかと思います。⇓
このような形であれば、画像のように網に並べたりネットなどに入れて、風通しの良いところに保管しておけば長期保存は可能です。
新鮮な美味しい新玉ねぎの選び方
お店で新鮮な美味しい新玉ねぎの選び方、ポイントをまとめてみました。
●皮にツヤがあり、重く引き締まっているもの
(水分がたくさん含まれていてみずみずしい)
●カビなどが付着していないかチェック
●表面にキズや凹みがないかチェック
(キズや凹みが痛みの原因になることもあり)
●上の部分を軽く押してみる
(柔らかい中が腐っている可能性がある)
●先端が小さく引き締まっているもの
新玉ねぎの日持ちはどれぐらい?
新玉ねぎは、水分が多い為に長持ちしません。
購入した時の状況にもよりますが、3~4日、長くても1週間ほどで使い切るようにしましょう。
新玉ねぎの保存方法
新玉ねぎを正しく保存して少しでも長く楽しむ為に、保存方法をまとめてみました。
常温
水洗いをせずに購入して来たそのままの状態で新聞紙に一つずつふんわりと包み、湿気の調節をすると3~4日保存が可能です。
冷蔵
水洗いをせずにそのまま新聞紙に1つずつふんわりと包み、ポリ袋へ入れて冷蔵庫へ。
一般的に野菜は野菜室に保管しますが、最近の冷蔵庫の野菜室は鮮度を保つ為に湿度が80%ぐらいに設定されている場合があります。
新玉ねぎは湿気を多く含むと痛みやすくなるので、野菜室ではなく、冷蔵庫への保管をおすすめします。
この場合も3~4日ぐらいで消費するのがベストでしょう。
もしくは、表面の皮を剥いてきれいな状態にし、先と根っこの部分を落としてラップでぴっちりと包んで冷蔵庫で保管するのも手です。
すぐにカットして料理に使えるという意味では時短になりますね。
冷凍
調理しやすいようにカットして、それぞれをラップに包み、ジップロックなどの保存袋に入れてなるべく空気が入らないように閉じ、冷凍します。
使用する時には、解凍せずにそのまま火を入れてください。
玉ねぎを一度冷凍すると細胞膜が壊れ、飴色玉ねぎなどを作る場合には時短になりますよ。
冷凍期間は、約1ヶ月ほどを目安に使い切りましょう。
新玉ねぎの栄養
新玉ねぎと普通の玉ねぎの栄養は大きく違いはありません。
玉ねぎには、ビタミンB1・B2・C・カルシウム・鉄の他に血液サラサラ効果が期待される硫化アリルが多く含まれています。
しかし硫化アリルは、水に溶け出しやすい上に熱にも弱いという性質があり、加熱して食すると、その栄養はダダ漏れ状態になってしまいます。
ですので、血液サラサラ効果を発揮するには、みずみずしく甘い生で食できる新玉ねぎを生で食する事がベストです。
淡路島の玉ねぎ農家さんがテレビでいわれてました。
「新玉ねぎは、水にさらすのではなく、空気にさらす。」
スライスした玉ねぎを適当に広げて空気にさらすと、辛味が飛びます。
水にさらさないので、硫化アリルが水に流れてしまうことなく、水っぽくならずに、美味しく頂けますよ。
また硫化アリルは、血液サラサラ効果だけではなく、免疫力アップやビタミンB1の吸収を助ける働きもしてくれますので、疲労回復などの効果も期待できますね。
まとめ
新玉ねぎが美味しい季節、保存方法にも気をつけて少しでも長く楽しみたいものですね。