コスモス畑といえば秋。
河原のコスモス畑以外にも、最近は田んぼがコスモス畑に変身していることも。
コスモス畑を作ろうと思った場合、どんな場所が適しているのか、どんな品種があるのかなどを調べてみました。
目次
コスモス畑の作り方を知りたい!どこが適している?
道端や河原、広大なコスモス畑まで、カラフルに咲く風景が印象的なコスモス畑。
コスモスが好む条件といえば、「日当たりがよく、適度に乾燥したところ」です。
日本の気候帯なら、どこでも育て方が簡単な花だといえます。
また、一年で枯れてしまう「一年草」なので通年を通して管理しなくても育てられます。
今回はコスモスに関心がある方のために、コスモスの育成からコスモス畑について調べてみました。
コスモス畑を作るとき種のまき方の注意点は?
コスモスの種の蒔き方は、ポットに蒔いてある程度成長させてから花壇に植え付けるか、花壇に直接蒔くか、どちらにしても問題なく発芽します。
種は、ホームセンターや園芸店、ネットショッピングなどで手に入ります。
細長い2cmほどの種で、小さなパックのものから100~1kgほどの大量に入ったものまで売られています。
コスモスの種の蒔き方や種類
種まきの時期:発芽温度が20℃前後なので、3月~7月頃が良いでしょう。
開花するまで約2~3ヶ月かかります。
ポットに蒔く
2㎝ほどの深さの穴を指であけ、種を2~3粒蒔き、土をかぶせます。
お水を優しくたっぷりと。
10cmほどの大きさに成長してきたら、植えたい場所に移動させてあげましょう。
花同士を30cmくらいの間隔で開けると丁度良いですね。
花壇に直接蒔く
種の蒔き方は、ポットに蒔く場合と同様です。
種を巻く時点で、あらかじめ30cmぐらいの間隔をとりましょう。
直接花壇に植えると花壇の状態により、見た目が不恰好になることもあります。
園芸初心者の方は、ポットを使って育てた方が綺麗なコスモス畑を作れるかもしれませんね。
コスモスの種類
コスモスの品種は複数あります。
日本で買うことができるものは、
・オオハルシュンギク:ピンクや白色が特徴的な王道のもの
・キバナコスモス:黄色~オレンジ色に咲く
・チョコレートコスモス:濃い赤色でチョコレートのような甘い香りが印象的
のいずれかに属するものです。
以下にその中でも特に特徴的なものをピックアップしました。
ピコティは花弁の縁に白色とピンクの層ができる品種です。
他の花でもよくみられますが、コスモスは濃いピンクと白がくっきりと分かれるため一層綺麗ですよ。
サンセットはキバナコスモスの一種で、キバナコスモスの中でも濃いオレンジ色の花を咲かせます。
遠くから見ると地面一面が夕日のよう映り、とても印象的です。
特に秋の季節には紅葉で木々が色づくので、庭も紅葉にあわせたいという方にはオススメです。
ノエル・ルージュはチョコレートコスモスの一種で、キバナコスモスとの交配したものです。
チョコレートコスモスは、他のコスモスより高温多湿に弱いことや、病気にかかりやすいという弱点があります。
ノエルルージュはその中でも高温につよく育てやすい品種であるといえます。
チョコレートコスモスを手軽に育てたいという方は、ノエル・ルージュを選ぶと良いでしょう。
こちらのミックスの種も素敵ですね ^^
それぞれの品種で、見た目だけでなく育て方も異なります。
色々な種類を一緒に育てたいという方は、品種ごとに育て方を調べてから購入することをオススメします。
コスモス畑が秋の田んぼに多いのはなぜ?
コスモス畑をよく田舎の田んぼで見ますが、なぜ田んぼなの?と思ったことないですか?
コスモス畑は農業を効率的に行うための一環なのです。
農業の生産量の調整などで生まれる、耕していない畑「休耕田」は放っておくと荒地になってしまいます。
一度荒れた田畑をいざ使おうとした時に、以前のような状態に戻すのには、時間も労力もかかってしまいます。
そこで、一次的にコスモスを植えることによって、雑草の増加を防ぎ田んぼが荒れないように維持しているのです。
また、コスモス自体が肥料として活用できる効果もあることも理由の一つと言えますね。
田んぼをもう一度使おうとした時に、コスモスを土と一緒に混ぜることで、肥沃な土壌になります。
コスモス畑は美しいことは勿論ですが、このように農業としての意味も持ち合わせています。
ですので地域によっては、農家の方にコスモス畑を作るための補助金も出ているなど、コスモス畑を作ることが推進されている地域は多いですね。
まとめ
秋の風物詩として有名なコスモス。
一口にコスモスと言っても色々な種類がありますので、自分の好きな風景から参考にしてチャレンジしてみましょう。