きのこ類を冷凍すると栄養がアップするといわれていますが、それと同時にえのきの冷凍はまずいという声も耳にします。
なぜだろう?
という事で調べてみました。
目次
えのきを冷凍したらまずい?ニオイが変…?
えのきを冷凍保存して、いざ食べてみたら「まずい、ニオイが変…」と感じた事がある方、もしかすると冷凍方法に問題があるのかも。。。
えのきの冷凍方法や使用方法をちょっと変えるだけで、美味しく食べる事が出来るかもしれません。
安価で価格変動も少なく、色々な料理に使うことも多いので買い置きすると便利なえのき。
常温で3日程度しか保存できないのに比べ、冷凍保存すると約1ヶ月持ちます。
冷凍したものを加熱して食すと、旨味成分のグアニル酸・アスパラギン酸・グルタミン酸が増し、旨味がアップ。
その上、ビタミンB群やカリウムなどのミネラル、たんぱく質などの栄養もアップするといわれています。
いいことずくめの「えのきの冷凍」、美味しく食べる為に冷凍方法などを調べてみました。
えのきの冷凍はそのまま?洗う?【えのきの冷凍方法】
えのきを洗う派、洗わない派それぞれあるかと思いますが、工場で作られているえのきはクリーンな環境で栽培されているので、洗う必要はないといわれています。
えのき工場に潜入してきました。菌床のきのこでも、ちゃんとこだわりがあることに感動。またひとつ賢くなりました。 pic.twitter.com/hq52kQVLFB
— akutsu (@ineedme_jp) June 18, 2014
根本のおがくず等が気になる方は、キッチンペーパーやタオルで優しく拭いてあげると良いでしょう。
①えのきは洗わず、下部の石突きを切り落とします。
必要に応じてキッチンペパーなどで汚れを優しく落としてください。
冷凍後にどのような料理に利用するかを考え、鍋物などでしたらそのままの長さで、味噌汁などだったら食べやすい長さにカットして保存すると使用する時に楽ですよ^^
②えのきをバラバラにほぐし、ジップロックなどの保存袋に入れます。
【簡単便利な冷凍ストック】
「きのこは冷凍できます!」
えのきやぶなしめじ等きのこ類も冷凍保存が可能です。
食べやすい大きさにカットして冷凍し、凍ったまま鍋やフライパンへ!味噌汁をはじめ様々な料理に活用できます。#きのこ #料理好きな人と繋がりたい #えのき #ぶなしめじ #月山はなたけ pic.twitter.com/9Uu3mT1Cbp— 小山田きのこ園(山形県) (@oyamadakinokoen) August 5, 2020
なるべく平らになるようにバラバラにし、ジップロックなどの保存袋は完全に密閉せず、少しだけ空気を含ませてください。
空気を含んでいると鮮度の落ちが早くなりますが、カチコチの塊になって凍ってしまうと、必要な分だけを取り出すのに苦労します。
その為にも若干空気を含ませておくのが良いでしょう。
冷凍えのきを料理に使用する時には、解凍せずに凍ったまま使用します。
お鍋やお味噌汁、炒めものに直接入れると美味しく頂けます。
鯖缶と冷凍えのきの炊き込みご飯するならマルハニチロのさば煮付が一番美味しい結論に至った(‘-‘ 鯖)з
さば煮付 |缶詰|マルハニチロ株式会社 https://t.co/vyAE7kXXcz pic.twitter.com/ASLpfjB8HP
— フちーみやヌ (@FNuTS038) November 1, 2020
干しえのきは冷凍できる?
自宅で干したえのきをフライパンなどで約10分乾煎りし、ジップロックなどに入れて保存すれば半年ほど持つともいわれています。
しかし、湿気が多い時期などはカビの心配も出てきます。
そんな時は、ジップロックに入れて冷凍すると安心です。
最近は、冷凍えのきと同じぐらい干しえのきも人気です。
天気が良かったのでえのき茸を干しました。
あと、2、3日干すとかさが1/3くらいになって干しえのきの完成です。お吸い物にするとびっくりするくらい上品な出汁が挽けるのだ。 pic.twitter.com/YXMSwbclQA— コール (@diningg2011) November 11, 2018
えのきを干すことで細胞内の水分が膨らんだり変化し細胞壁が壊れ、キノコキトサンなどの成分や旨みが溶け出しやすくなります。
2時間以上紫外線を浴びることで、免疫力アップにつながるビタミンDが増加します。
また最近の研究では「干す」ことで肥満防止と解消に役立つ「エノキタケリノール酸」が容易に摂取出来るようになるといわれています。
「えのきを干す」と考えるとちょっと難しそうに感じますが、道具も手間もかからない家でできる簡単な方法がありますので、ここで紹介します。
①えのきの石突き部分を切り落とします。
バラバラにならないように、石突きから5mm程度上あたりを切り落とし、崩れないようにするのがポイントです。
②切ったえのきを小分けにします。
干すときに均等に日が当たるくらいの大きさが目安です。
小分けしたえのきが小さすぎると、風や何かの衝撃によりえのきが飛んでしまうことがあるので注意しましょう。
③ネットやざるを使って干しましょう。
ネットを使って屋外でしっかり干したいという方は、干しかごが便利です。
網目が細かく飛ばされることもありませんよ^^
屋外に干す場所がない、外に干すと生き物や衛生環境がどうしても気になるという方は、窓際の日当たりがいい場所で、ザルなどを用いても良いです。
④干す時間は、すぐ使う調理する場合は2~5時間、しっかりと干したい場合は2~3日が目安です。
黄色から茶色に色づいてきたら、悪くなっているのではなく乾燥が始まっている証拠なので心配はしないでくださいね。
えのきだけではなく、ほかのキノコも同じような手順で乾燥することができますのでチャレンジしてみてください ^^
干したえのきの活用は色々な料理がありますが、何と言っても「おつまみ感覚でそのままでも食べれること」が特徴ですね。
塩胡椒を振って揚げたり、サッと炒めるだけで簡単なおつまみができます。
旨味が凝縮されているので、簡単な味付けでも食べれますし、何より低カロリーなので、ダイエット中に小腹がすいた方などにもぴったりです。
生のえのきとは、全く違う味わいになりますよ。
干しえのきを試してみたいけど、忙しくてなかなか…というかたはこちら
これは有り難い ^^
まとめ
我が家では、きのこ類を購入した時にはすぐに冷凍します。
単体で冷凍したり、ミックスにして冷凍したり。
お味噌汁などにちょい足しで、美味しさがグッとアップします。
ぜひお試しください ^^