新築の家を購入したばかりで、新居に引っ越してきたばかりなのに、家の中に小さい蟻が歩いているのを発見してしまった。
一体どこから蟻が家の中に?疑問に感じますよね。
新築の家に欠陥があるのではないか?と考えてしまうことも…。
今回は、そんな新築の家に小さい蟻が発生する原因と、駆除方法について調べてまとめてみました。
目次
新築なのに小さい蟻が家の中に?!種類は?
まず発生した蟻の種類について考えてみましょう。
家に発生した蟻は何色でしたか?
色が黒い蟻や、羽の生えた黒い蟻でしたらクロアリと言います。
このクロアリは、住宅に悪影響を及ぼす可能性はほとんどありませんのでご安心ください。
窓や玄関を開けた際に、何らかの原因で家の中に入り込んだものと考えて良いでしよう。
問題なのはこちら、色が白い蟻や羽が生えている白い蟻は、シロアリです。
このシロアリは、住宅に被害を及ぼす可能性があるので、駆除の必要性があります。
シロアリが確認される場所で多いのが床下ですが、そのシロアリが何らかの原因で、リビングのテーブルや、トイレ、窓際などで1匹~数匹見られる事があります。
シロアリといえば、古い家(木材)に発生するというのが一般的です。
今回は、新築に発生する蟻に関して、原因・駆除・予防法について調べていきます。
新築なのに小さい蟻が家の中に発生する原因は?
新築の場合、小さい蟻(羽のない蟻)が家の中に「発生」と考えるよりも、外から入り込んだと考えた方が良いでしょう。
家の中に入り込んでしまう原因としては、以下のような事が考えられます。
・ 蟻の餌となるような食べ物や食べ物のかす
・ 住宅の近くのゴミ捨て場に残っている食べかすなど
・ 雨が降った時に蟻が避難所として家に入り込んでくる
・ 窓や住居の小さな隙間
・ 床下に元々巣がある
新築の家を建てる際、工事の過程で土を掘り返し、こんもりと溜めておく事があると思います。
その土が蟻たちにとっては巣を作りやすい環境にあります。
ですから、新築住宅の周りは蟻が発生しやすく、外に発生した蟻が住宅の隙間などから入り込んでしまう事もあります。
一方、羽が生えた蟻(羽蟻)の発生原因は、夜の部屋の明かりで、外にいた羽蟻が飛んで寄ってくると考えられます。
羽蟻は夜の灯りに寄ってきて、ベランダや窓に向かって集まってくることがあります。
その羽蟻が、住宅のわずかな隙間や、部屋の換気をする際に窓を少し開けた隙間から入り込んでしまうのが主な原因です。
新築の場合は、羽がある蟻、羽がない蟻、どちらにしても外から入り込んだと考えて良いでしょう。
新築に小さい蟻が家の中に発生!駆除の方法は?
ここからは、家の中に発生した小さい蟻の駆除の方法についてご紹介していきます。
家の中の蟻の駆除方法
家に入り込んだ蟻を、数が少ない場合は、ティッシュペーパーや不要な雑巾で駆除します。
数が多く掃除機を使用し吸い込んだ場合は、吸引口から出てくることもあるので、電源をオフにした後はすぐに吸引口をウェットティシューや濡れ雑巾で塞ぎます。
掃除機を使用する場合は、ゴミパックの物をおすすめします。
蟻を吸い込んだら早めに取り外し、そのものをナイロン系の袋に入れ、しっかりと口を閉じましょう。
蟻の発生場所を確認する
蟻の巣を見つけた場合は、巣自体に直接、巣が見つからず通った後や行列を見つけた場合は、その行列にも駆除剤を使用すると良いでしょう。
蟻用の駆除剤が販売されています。
殺虫剤(スプレー)をまくこともいいですか、散布をすることで周囲への影響が不安な場合は、毒餌、粉状の物やジェル状になっている薬剤を使用しましょう。
そして、室内に入って来た入り口となった場所(隙間)などが分かった場合は、その隙間にも薬剤を少量使用すると、その場所からの侵入を防ぐ事もできます。
蟻が嫌い!虫が嫌い!見るのも嫌!という方もいらっしゃるでしょう。
その場合は業者に駆除を依頼するのが一番ですね。
お金はかかりますが、蟻や羽蟻が数匹でなく大量発生してしまった場合では、業者に頼むのがベストです。
蟻の侵入を予防する
駆除後に重要なのが、蟻に侵入されないように予防することです。
家の中に蟻が発生しないようにする予防方法を下記になります。
蟻
・薬をあらかじめまいておく
蟻の駆除用の薬剤を蟻が発生していた住宅周辺にまきます。
・隙間を埋める
蟻が部屋から部屋へ移動しないために、隙間を埋める専用のテープを使用して、窓やドアの下、住宅の隙間を埋めましょう。
・食べ物を放置しない
蟻の餌となるものがあると蟻はよってきます。
さらに、蟻は一度餌があることを感知すると、他の仲間に餌があることを知らせるためにおしりからフェロモンを放出します。
そのフェロモンに他の蟻たちが寄ってきて大量発生となる場合もありますので、部屋の床に落ちている食べ物のかすは綺麗に掃除しましょう。
羽蟻
羽蟻の予防策は、夜の灯りが外に漏れないように使用している部屋のカーテンを遮光カーテンにすることです。
遮光カーテンで部屋の明かりをカットして、羽蟻が窓に寄ってくるのを防ぐことができます。
また、あらかじめ網戸に羽蟻用の防虫スプレーを振りまいておくこともおすすめします。
さらに、窓のわずかな隙間を埋めるようなテープなどを活用するのも効果的です。
ベランダと部屋の間に防虫芳香剤などを置くこともよいでしょう。
外的から部屋に向かって飛んでくる羽蟻やその他の虫に対してバリアとなってくれます。
まとめ
今回の記事をまとめると、以下になります。
・蟻の種類には、害のないクロアリ、害のあるシロアリ、羽蟻がいる。
・餌となるもの、住宅に隙間があること等の原因で家の中に蟻が発生することがある。
・蟻の駆除方法は、市販の薬品を使用するか、業者へ駆除を依頼する。
・蟻の駆除後は、蟻が発生しないように予防対策をする。
新築の家を購入したばかりだったけれど、小さい蟻が家の中に発生して戸惑っていた方も、今回ご紹介しました内容をご参考にいただければ、戸惑うことなく対処ができそうですね。