あと一品増やしたいときや、お弁当の一品に便利な冷凍コロッケ。
冷凍庫にストックしている方も多いのではないでしょうか?
そして冷凍コロッケを揚げている途中で爆発!なんていう経験も多いのでは?
私もその一人です^^;
というこで、冷凍コロッケが爆発する原因と爆発しない揚げ方について調べてみました!
目次
冷凍コロッケを揚げている途中で爆発する原因は?
冷凍コロッケが爆発する原因は、コロッケの内側と外側の温度差にあります。
冷凍の揚げ物ではよくあることですが、衣より中身の方が先に加熱されて水蒸気が発生し、水蒸気の逃げ場がなくなって、衣を突き破って爆発するのです。
更に冷凍コロッケに付着している氷や霜、具に含まれる空気も衣に圧力を与え、爆発を誘発します。
冷凍コロッケが爆発すると周りが汚れるだけではなく、火傷をしてしまう可能性もあります( ´Д`)=3
では、爆発の原因「内側と外側の温度差を少なくなる」為にはどうすればよいのでしょうか?
冷凍コロッケは揚げる前に解凍が必要?
冷凍コロッケの爆発の原因、内側と外側の温度差を少なくするにはどうしたらいいのでしょうか?
それには冷凍コロッケと揚げ油の温度差を少なくすることです。
冷凍されているものと揚げ油(通常推奨は170℃~180℃)の温度差を少なくする為に考えられる方法の一つに「解凍」があります。
確かに冷凍コロッケを自然解凍やレンジで解凍すると、揚げ油との温度差は少なくなります。
しかし、解凍すると…
・冷凍コロッケの具材から水分が出る。
・その水分を衣が蓄え、衣が弱くなる。
この状態で高温の揚げ油に入れると…
・中身が高温になりさらに水分を出す。
・弱くなった衣が耐え切れなくて爆発!
そうならないためにも、やはり冷凍されたままの状態で調理するのがベスト。
ではどうすれば良いのでしょう?
冷凍コロッケを爆発させない揚げ方は冷たい油から?
冷凍コロッケを爆発させないために、冷たい油から揚げるという方法があります。
冷たい油と言っても、わざわざ冷やすのではなくキッチンに置いてある常温の油で十分。
この方法だと、冷凍コロッケと油の温度差が少なくなるで爆発を防ぐことができるのです。
冷たい油で揚げる方法
① 冷凍コロッケを鍋やフライパンに並べる。
冷凍コロッケの周りについた霜や氷は軽く落としてください。
油跳ねや爆発の危険性を減らすことができます。
②コロッケがひたひたになるまで常温の油を注ぐ。
常温の油をひたひたに注ぐことで、コロッケ全体を同じ温度で揚げることができます。
ひたひたの油とは、冷凍コロッケが油から少し顔を出すくらい。
③中火で温めます。
一気に強火にしないでください。
中身が解凍される前に表面の衣が焦げてしまいます。
逆に弱火だと低温での調理時間が長くなり、衣が大量の油を吸ってしまい、サクサクの衣に仕上がりません。
④細かい泡が大きくなりはじめ、衣がきつね色になってきたら裏返します。
衣がきつね色になるまでは、絶対に触らないでください!
具から出た水分で衣が柔らかくなっている状態で触れることで、衣が破れたり爆発の原因になります。
じっと我慢です!
⑤両面がこんがりきつね色になれば完成です!
●常温の油から熱していくので冷凍コロッケが徐々に解凍され、中までしっかり火が通ります。(「食べてみたら中が冷たかった」という失敗がありません。)
●油の温度を測ることなく、見た目で揚げ上がりを判断できますので、温度計などを用意しなくても大丈夫。
●使用する油の量も適量に抑えられるので、余分な油を使うこともなく後片付けも楽です。節約にもなりますね ^^
まとめ
冷凍コロッケを常温の油で揚げるという方法は、冷凍だけではなく今作ったばかりの手作りコロッケにも有効です。
デメリットは、ご家族が多いご家庭などでは一度にいくつものコロッケを揚げる事になるので、いちいち温度を下げなくてはならないという点ですね。
あと一品!とか、お弁当のおかずに!という少量(フライパン1回分)の時には有効だといえるでしょう。
ぜひお試しください^^